Jan 08, 2011

カードローンの広告

最近、カードローンの広告を見ていると、その演出はすごいと思う。これは、カードローンを持っていること自体がハイセンスらしい仕上がりいるからだ。しかし、カードローンも借金ことに変わりはない。その借金を消費するというのが、ハイセンスではないとは思えないのだ。
過払い金の請求することができる立場だと知っていれば専門家にお願いしたほうがスムーズに過払い金を返済される可能性があります。個人でも過払い金請求はできますが、相手が応じてくれることはありません。そのあたりを専門家なら慣れているため、うまく対処して受けることができます。過払い金の請求をスムーズに進めるなら、専門家を頼りにしましょう​​。
年末に、ベストセラー『日本でいちばん大切にしたい会社2』(あさ出版)を読んだ。この本には、独自の経営理念を持った会社がいくつか紹介されている。これらの会社は、社員やその家族、顧客はもちろん、取引先や下請けまでも大切にしていく考えで経営が成り立っている。

 その中に「沖縄教育出版」という出版社(本社:那覇市)があった。この創業経営者のエピソードを読んだとき、多くのベンチャー企業がぶつかる「10億円の壁」を思い起こした。

 本によると、沖縄教育出版は現在、正社員が47人、パートは101人。ここ5〜6年間の売り上げは14〜18億円で推移し、経常利益は3〜4億円。売上高経常利益率は20〜30%となり、業績は好調である。

 創業者である川畑保夫社長は、1948年生まれ。29歳のときに個人事業主からスタートし、その後、法人化。社員にげきを飛ばしつつ、身を粉にして働き続けたという。しかし業績は伸びず、社員も次々と辞めていった。

 焦る心を押さえるかのように、ある年の年末に忘年会を開き、社員に参加を促した。だが、会場に来たのは30人の社員のうち、わずか15人。このときに、自らの経営のあり方に気づくものがあったようだ。

 その後、「真の気づき」を得ることになる。過労とストレスが原因で、腎臓がんになった。国立がんセンターに入院し、左腎を摘出する出術を受けた。入院は、3カ月に及んだ。川畑社長によると、その間に、生まれ変わったのだという。

 闘病生活の中で、経済優先、成長優先、企業優先、自社・自分優先といったこれまでの生き方や考え方を根本的に見直し、生きる意味や健康、食べ物の大切さを痛感したそうだ。

●「10億円の壁」にぶつかるとき

 ここからは、私が感じ取った考えである。社長は病気になるまでは創業経営者に見られがちな、少々、強引ともいえる手法で会社を発展させていったのではないだろうか。きれいごとを抜きにいえば、創業経営者にはそのくらいの商魂が必要である。そうでなければ、新参者をとかく異端扱いし、排除していく日本の社会では生き残れないだろう。

 だが、その路線ではある時期からうまくいかなくなる。それは、社員が同じ価値観のもとで闘う「組織戦」に持ち込むことができないからだ。つまり、各々がバラバラになったままで仕事を進めていく「個人戦」しかできないのだ。

 ベンチャー企業を取材すると、その多くが「個人戦」をしている。株式会社とは名ばかりで、実際は個人事業主の集まりでしかない。それでは、ムリ・ムダ・ムラが多く、売り上げは6〜9億円で伸び悩む。

 このように「10億円の壁」にぶつかるとき、それを克服する大きなポイントが「個人戦」から「組織戦」へのシフトである。しかし、それは簡単にはできない。そして、大多数のベンチャー企業が名もなき中小企業でひっそりと終わっていく。その理由は、創業経営者の心にある。

●「俺は変わった」という言葉に騙されない

 これは私見ではあるが、いちばん多い創業経営者のパターンは、自分ひとりで会社が成り立っていると思い込んでいることだ。取引先や下請けまでもが思い描いたとおりに動くと考えている。「一部のベンチャー企業の創業経営者とは、会話ができない」といったことは、労働基準監督署や税務署の職員からも時折、オフレコ(記事にしない条件)で聞く。

 だから、いつまでも「組織戦」をすることができない。いかなるときも、自分を中心とした体制にしがみつく。異議を唱える者は次々と排除し、辞めさせる。大企業の経営者のように、反主流派の役員やうるさい株主、労働組合などとのしがらみの中で生きていくことができない。そもそも、それができないから1人で事業を始めたのである。要は、“お山の大将”なのだ。

 その意味で、川畑社長のような創業経営者は、極めて優れた感覚の持ち主といえる。これほどの人格を兼ね備えた経営者ならば、社員も取引先も下請けもついていくのだろう。その結果、売り上げが伸びていくのだと思う。このような経営者が増えれば、地域経済も息を吹き返すだろう。

 しかし、私はこういう経営者を見たことがない。大病といえば、1990年代後半に知り合った、現在50代の経営者も6年ほど前に“がん”になった。胃の摘出を受け、その後、会社に戻った。だが、相変わらずワンマンであり、社員への態度も変わらない。

 これ以外にも、脳梗塞、離婚、子どもの自殺、家の全焼などを経験した経営者はいる。その人たちを観察していると、何も変わっていない。大きな病気などになれば、すべての創業経営者が変わるわけではないのだ。誰もが川畑社長のようになれるならば、多くのベンチャー企業が「10億円の壁」を越えていく。そして上場企業は増え、経済は活性化する。ところが、現実はそれとは、逆の現象が起きている。

 変わったとしても、「極端な自己中心的な性格」から、「多少、周囲の意見に耳を傾ける経営者」になっただけのこと。言い換えれば、最低限度の常識をわきまえたということだろう。そもそも、1人の力で会社が成り立つわけはないのだし、常に「自分が正しい」と考えること自体がまともではない。

 新卒の就活にしろ、転職にしろ、ベンチャー企業に行こうと思うならば、「10億円の壁」の前で何年も成長が止まっている会社には、“何かがある”――と思ったほうがいい。私は、そのような企業に行くことは積極的にはお勧めできない。

 そのようなベンチャー企業の経営者が起死回生を狙い、本を出すことがある。本当にその人が書いているかどうかはともかく、そこには時々、「自分は変わった」といったことが書かれてある。「変わった」と自分で言っているうちは、変われるわけがない。そう、ダマされてはいけないのだ。【吉田典史,Business Media 誠】

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