Dec 07, 2010
インドのコールセンターと米国の企業
インド各地には米企業のコールセンターが点在しています。コールセンターで働く若者も多く、インドの経済成長を支援しています。コールセンターは、米国に住む顧客の問い合わせに応じます。米国とインドでは時差がちょうど良いため、人件費の安いインドへの米国企業が多く進出したという背景があるのは有名です。電話代行は、専門のオペレータが要求を受けた会社に代わって、外部からの電話を受けるサービスで、従業員の代わりに、お問い合わせ等の電話に返事をしてくれます。電話代行は、委託会社の概要や取り扱っている商品サービスについての知識を持っていなければ出来ない仕事のために、秘書代行ということも従業員の人件費の削減にも効果があります。
かつてケミカルシューズ生産で日本一を誇りながら、阪神大震災以降ずっと低迷を続ける神戸・長田の製靴業界が、安価な輸入品を迎え撃つため共同戦線を張る。若手経営者らが互いのノウハウを教え合う勉強会を開き、各社相乗りで通販サイト「神戸靴工房100選」を展開。製靴の組合も、厳しい品質基準をクリアした商品のみが「神戸シューズ」を名乗れる審査制度で、“MADE IN KOBE”のブランド力を向上させる。
「街から機械の音やゴムのにおいがしなくなって久しい」
靴の製造販売「フタハト」の中井巳保マネジャーは暗い表情で語る。長田では震災で製靴関連の工場の約8割が全半壊。その後も中国などからの安価な輸入品の攻勢に遭い、最盛期には約300社あったメーカーが約140社に激減。「明日はわが身」という。
業界がインターネットに注目するきっかけをつくったのは通販サイト「神戸セレクション」。神戸市産業振興財団が「神戸発」の優れた商品を選定し、出店させる。フタハトの大ヒット商品、婦人用アンクルブーツもここから火がつき、1万足を売り切った。
最も成功したとされるのは4年前、ネット通販1本に転換した「ベル」(高山雅晴社長)だ。昨年は5億5千万円売り上げ、国内最大級のインターネットショッピングモール「楽天市場」で人気ベスト3に贈られる「ショップ・オブ・ザ・イヤー」を受賞した。
◆輸入製品に対抗
国内製品の半値以下という中国製など輸入品に対抗するには流通や販売のコストダウンが決め手だ。ベルはネット通販によりコストを3〜2割削減、浮いた分を素材や作業工程に振り向けて「いい物を安く」を実現した。さらに幅広サイズに調整できるセミオーダーメードの導入もうけた。
高山社長はそのノウハウのすべてを他社に伝授することを決意した。ヒールやインソールなどの部材メーカーもどんどん減り、材料調達にも困るようになり、「長田から靴産業が消滅する日は近い」と確信したからだ。
長田に事務局を置く日本ケミカルシューズ工業組合で勉強会を開催すると約30社が集まった。「みなさんも得意分野があるはず。ノウハウを共有してともに戦おう」と訴え、神戸靴工房100選を提案した。商品の人気ランキングを公表するサイトで、立ち上がった11月以降、約20社が参加し、続々と商品がアップされている。
◆品質基準を強化
高山社長は「切磋琢磨(せっさたくま)して業界全体のレベルアップをねらう」と説明。サイトに参加したフタハトの中井マネジャーも「最近は中国製より安いバングラデシュ製も台頭してきている。価格競争は際限がない」と品質での勝負を強調する。
こうした声に応え、同工業組合も動いた。従来、長田の靴に「神戸シューズ」という名を冠して販売していたが、その名にふさわしい品質基準をクリアしたものだけが名乗れるよう制度を見直し来年3月、お披露目の展示会を開催する。石井章一・同組合事務局長は「安かろう、悪かろうといった過去のケミカルシューズのイメージを払拭する」と力をこめる。
【用語解説】長田のケミカルシューズ
合成皮革など人工素材を使った靴。昭和27年ごろ、ゴム製の履物を扱う工場が集まる神戸市長田区で誕生、発展した。安価で耐久性に優れたため、従来の本革靴に取って代わる人気を呼び、最盛期には国内シェアの8割を占め「京の着だおれ」「大阪の食いだおれ」「神戸の履きだおれ」と称された。高度成長期には輸出産業として外貨獲得で貢献したが、46年のドルショック、48年のオイルショックで内需にシフト。バブル期は好況に沸いたものの、平成7年の阪神大震災でメーカーの約8割が操業不能に。その後も中国などアジアからの安価な輸入品にシェアを奪われ、倒産・廃業するメーカーが後を絶たない。
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12月27日朝刊
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